About
about
櫛野浩良|HIROYOSHI KUSHINO
2001年東京都生まれ。東京を拠点に活動する写真家。
写真シリーズ『人のいない風景』を制作している。
私は、人の営みによって形づくられた構造物や場所を含む風景を撮影しています。電柱、鉄塔、風車、田んぼなど、生活や社会に関わるものが、人の姿を伴わずに風景の中に存在している状態を見つめ、それらを本来の機能や用途だけで見るのではなく、人の営みが風景化したものとして捉えています。
人の姿は写っていなくても、その風景化を通して人間的な気配が立ち上がり、見る人の感情や印象へとつながる余地が生まれることがあります。このようにして見た風景の中では、必ずしもその被写体本来の機能や用途だけが見えてくるわけではありません。
自然が主役になりすぎることも、構造物が支配的になることもない。そのあいだにある均衡の中で、無機質でありながら人間的で、静かでありながらどこか緊張を含んでいる。私は、そうした両義性と、写真の持つ曖昧さに惹かれるようになりました。
制作では、細部を抽象化することで、写真が説明的になりすぎることを避けています。固有の場所や文脈に回収されない余白を残し、記録だけには閉じない、見る人の記憶や感情へと開かれた風景であってほしいと思っています。
Solo Exhibitions
2026
“人のいない風景”
Place M|東京・新宿
Awards
『人のいない風景』以前の作品による主な受賞歴
2024
Tokyo International Foto Awards ― Gold Winner
“The Moment of Color Change”
2023
London Photography Awards ― Gold Winner
“glowing forest”
London Photography Awards ― Gold Winner
“azure autumn”
London Photography Awards ― Gold Winner
“creation”